今すぐ分かる!段ボール 規格と厚みの基礎
物流倉庫の業務では、入荷から出荷まであらゆる工程で扱う段ボール。物流においては“切っても切れない”資材です。
段ボールは単なる“箱”ではなく、物流を支える重要なインフラ。今回は段ボールについて取り上げます!
■段ボールの基本構造(フルート・ライナー)
段ボールは、以下の3層構造でできています。
•表ライナー(外側の紙)
•フルート(波状の中芯)
•裏ライナー(内側の紙)
の3つが貼り合わされることで、軽量で高い強度を持つ構造になります。

■フルート(中芯)の種類と用途
フルートは段ボールの“骨格”であり、厚みや強度を決める重要な要素です。
| フルート | 厚み | 特徴 | 主な用途 |
|---|---|---|---|
| Aフルート | 約5mm | 衝撃性が高い | 家電、精密機器 |
| Bフルート | 約5mm | 強度と薄さのバランス | 食品、日用品 |
| Cフルート | 約5mm | AとBの中間 | 汎用性が高い |
| Wフルート | 約5mm | 高強度 | 重量物、海外輸送 |
| Eフルート | 約5mm | 薄く軽い | EC用 |
| Gフルート | 約5mm | 超薄型 | ギフト箱、化粧箱 |
■ ライナー(表ライナー・裏ライナー)の強度規格
ライナーは段ボールの“表面”にあたる部分で、CライナーとKライナーという2種類のライナーがあります。
Cライナーはジュートと呼ばれる古紙をメインにした素材で、Kライナーはそこに幾分かバージンパルプを混ぜて作られた素材となっています。
Cライナーは価格の訴求や環境的に良い素材、Kライナーはより強度の強い素材とされ、それぞれのライナーが原紙の重さ(厚み)の違いでクラス分けされています。
| 値 | 特徴 | 用途 |
|---|---|---|
| C5 | 安価だが弱い | 軽量物、宅配 |
| K5 | 標準 | 食品、機械部品 |
| C6 | C5よりさらに強い | 野菜、飲料 |
| K6 | やや強い | 什器、機械関連 |
| K7 | 高強度 | 重量物、海外輸送 |
表の下に行くにつれて(C5→K7)、箱の強度が上がります。
■段ボール箱の形状例
・A式(みかん箱型)
最も一般的な段ボール箱。コストが安く、強度も十分。

・ワンタッチ式(底ワンタッチ)
用途:EC発送、アパレル、雑貨
底が自動で組み上がるタイプ。
•メリット:作業効率UP、EC向けに最適
•デメリット:A式よりやや高価

ダンボールは一見同じように見えますが、その用途や役割にあわせて素材や形状、印刷など様々な要素が異なって設計されています。
最近では持続可能な森林の保護を考えたFSC(Forest Stewardship Council:森林管理協議会)などの取り組みに対応した素材もあります。
規格を理解することで、普段何気なく使っている段ボールにも新たな発見が生まれ、より適切な資材選定や業務改善にもつながります。
ぜひ皆さんも、身近な段ボールの規格を一度調べてみてください!



