フォークリフト作業の夏場の危険性|現場改善でヒヤリハットを防ぐ安全対策
夏の現場では、気温や湿度の高さでフォークリフト作業員の体力や集中力が奪われやすくなります。
「いつもならしないミス」が起きやすくなるこの季節こそ、夏場の危険を正しく知り、ヒヤリハットを未然に防ぐ現場改善が欠かせません。
今回は、夏場のフォークリフト作業で特に気をつけたい4つの危険と、その対策をご紹介します。
夏場のフォークリフト現場で注意したい4つの危険
夏は気温・湿度が高く、フォークリフト作業者にとって過酷な季節です。
屋外はもちろん、空調の効きにくい倉庫内でも高温になりやすく、暑さによって体力や集中力が低下しがちです。
その結果、普段なら防げるはずの操作ミスや確認不足からヒヤリハットが発生しやすくなり、接触事故や荷崩れなど重大な事故につながる恐れがあります。
また、ゲリラ豪雨による路面状況の変化や、高温による車両への負担にも注意が必要です。
①熱中症による判断力の低下
高温環境で作業を続けると、気づかないうちに脱水状態になることがあります。熱中症になると集中力や判断力が低下し、パレットへの差し込みミスや歩行者の見落としなど、重大な事故につながる恐れがあります。

②暑さによる油断・焦りが招くヒヤリハット
暑さで疲れがたまると、「あと少しだから」「これくらいなら大丈夫」と安全確認を省略しがちです。こうしたちょっとした油断が、ラックへの接触や荷物の落下などのヒヤリハットにつながる可能性があります。
③雨上がりの路面・床でのスリップ
夏はゲリラ豪雨が多く、濡れた路面や床ではタイヤが滑りやすくなります。急ブレーキや急旋回はスリップや荷崩れの原因となり、思わぬ事故を招くことがあります。
④車両(フォークリフト)への負担増加
夏場は高温の影響でフォークリフトにも負担がかかります。タイヤやブレーキ、冷却装置などに不具合があると、故障や事故につながる恐れがあります。

危険を回避するための現場改善・安全対策
ここまでご紹介した危険を回避するために、現場ですぐに実践できる対策をまとめました。
熱中症対策|水分補給と休憩の徹底
- 喉が渇く前に水分や塩分を補給する
- 定期的に休憩を取り、涼しい場所で体を休める
- 少しでも体調に異変を感じたら無理をせず、作業を中断する
油断・焦りを防ぐ安全確認の習慣化
- 指差し呼称や安全確認を省略しない
- 作業時間に余裕を持ち、焦らず運転する
- 疲れを感じたら早めに休憩を取る
雨天時に気をつけたい走行ルール
- 雨の日や雨上がりは速度を落として走行する
- 急発進や急ブレーキ、急旋回を避ける
- 濡れた床や水たまりがあれば速やかに対応し、周囲に共有する
車両点検で防ぐ故障・事故
- 始業前点検を毎日実施する
- タイヤ、ブレーキ、冷却水、バッテリーなどを確認する
- 異常を見つけたら使用を中止し、速やかに報告・点検を行う

まとめ|暑い季節こそ、一つひとつの安全確認を
夏場のフォークリフト作業では、暑さによる判断力の低下や疲労、路面状況の変化など、さまざまな危険が潜んでいます。
しかし、こまめな水分補給や休憩、安全確認、車両点検を徹底することで、多くの事故は未然に防ぐことができます。
暑い季節だからこそ、一つひとつの安全確認を徹底し、ヒヤリハットのない現場づくりを心がけましょう。
現場改善に少しでもご興味のある倉庫管理者様は、お問い合わせフォームよりご連絡ください。



