中国でEvo&RFID検品システムの動作確認
『新製品SMARTS-Evo』と『弊社製品のRFID検品システム』2製品の海外での動作検証のため中国で検証をしてきました。
『海外アソート事業拡張のための動作確認』
これが今回の海外検証の目的の1つです。
本記事では検証の様子・感想を大まかに伝えられればと思います。
海外アソートの目的とは
国内のアソート業務では、海外から仕入れた商品を一旦倉庫に運び、それから各店舗へ振り分けて配送しています。
その業務を海外の倉庫で各店舗向けに商品を配分(アソート)し、直接日本の店舗へ送付する事で
日本の倉庫で発生する経費や送料を削減する事を目的とします。
他にも、海外で商品の名義を変更する事で輸送や通関において様々なメリットがあるようです!
(※なかなか難しくて 覚えられない 書ききれませんので興味のある方は是非お問い合わせください。)
さらに、海外倉庫での作業に弊社製品のSMARTS-Evoを導入し、海外・日本それぞれの在庫をまとめて管理する事で
それまでバラバラのシステムで管理していた(管理出来ていなかった?)各国・各地の在庫が明確に把握出来るようになります。
また、今回は同時に海外の倉庫で入荷・出荷時にRFIDを使用した検品を行えるようにします。
舞台は中国・上海!
RFIDリーダーにアンテナ4台、スマホ4台にパソコン2台とケーブル大量をスーツケースや手荷物に入れていましたので
空港での保安検査がとても不安だったのですが「中身は何ですか?」と聞かれたぐらいで案外スムーズに出国・入国出来ました。
今回検証するRFIDリーダーは日本から持ち込んだもの(Impinj社・R420)と中国で発注したもの(同・R700)です。
弊社ではリーダーと接続するアプリケーションを自社で開発しているのですが、このアプリを海外で動作検証するのは初めてでした。
持ち込んだものは事前に念入りにチェックしていましたので当然動作したのですが、R700が動いてくれません。アプリから接続出来ない。
丸一日掛けて調べたところ、R700は中国国内用の周波数の設定になっている事がわかりました。
日本国内用の周波数の設定のままアプリが繋ぎに行っても、
R700側が「这个频率不好(訳:この周波数は良くない)」、、、と接続できなかったのです。
注)日本向け周波数のRFIDリーダーを中国でそのまま使用する事は電波法でNGとなります。
何とか対応、無事動作するようになり、検品もしっかり行える事を確認しました。
SMARTS-Evoも検証しましたが、こちらはクラウドサーバーを使用したWebシステムの為、いたってスムーズに、問題無く動作しました。
ミッション完遂!
あとがき
このブログの当番だった事は頭の片隅にあったのですが、肝心のシステムの写真を取り忘れていました。決して現地で浮かれてなんかいません。
今回は動作検証でしたが、今後も運用テストや本番開始等で何度か訪れる事になるかと思いますので、今度はちゃんと撮影してきます!
帰国してから映画ガンダムSEEDフリーダムを観に行きました。
それはさておき上海の実物大フリーダムガンダム像が滞在したホテルから案外近くだったようです。
次回上海訪問時に見に行こうと思います。中国語はからっきしの為タクシー等は怖くて乗れませんので徒歩で(片道8Km)。