値札発行の機能があるSMARTS-Neo.WMS|自動発行で業務を効率化!
本記事では筆者が主に関わっている「値札」について深堀りし、
それに加え 弊社製品のSMARTS-Neo.WMSで出来る値札発行について少し紹介しようと思います。
値札とは
値札とは、店側が消費者に対して商品の価格を示すために使用する札のことを指します。
値札が商品に付けられるタイミングは様々で、商品の小売店 到着後に値札をつける場合もあれば、
生産者側の出荷段階で値札がすでにつけられている場合もあります。
また値札は、アパレル商材のように各商品に付けられているような形式でなくとも、
スーパーやコンビニの商品棚のように商品の前方や近くに設置された札も値札とされるそうです。
私たち消費者にとって値札は、購買の判断材料となる重要な情報源になります。
値札が誕生するまでの歴史
そんな「値札」について少し歴史を振り返ってみます。
値札が誕生するまで、商品はどのように取引されていたのでしょうか?
金属貨幣や紙幣が誕生するまでは物々交換や物品貨幣といった方法で商品の取引が行われていました。
金属貨幣や紙幣の誕生後も、値札が誕生するまでは「商品の定価」というものはほとんど存在せず、
それゆえに客と店員が価格交渉をすることもしばしばでした。
その「定価」と「価格交渉」の問題を解決したのが「値札」で、
日本では三井高利という人物が編み出した「店先売り(たなさきうり)」の商法で初めて値札のようなものが取り入れられていたそうです。
江戸時代からその歴史を持つ「値札」は、現代では価格情報のみを印字しているものの他にも、
価格情報+店員がコメントを残しているような手書きPOPも見られ、商品の魅力や特徴をアピールする役割も果たしています。
値札がきっかけ!100円ショップ ダイソーの誕生
値札に関して有名なエピソードがダイソーでお馴染みの大創産業にはあります。
創業者の矢野博丈さんは1972年にトラックに生活用品を積んで移動販売する「矢野商店」を創業。
倒産した会社などの在庫品を安値で買い取り、安く販売。忙しいため、商品の一つ一つに値札をつけるのが難しかったようです。
ある日の催事売り場で大勢の客から商品の値段を尋ねられ、困った矢野さんは「ぜんぶ100円」と口にしました。
これが「100円ショップ」の始まった瞬間でした。
SMARTS-Neo.WMSでの値札発行について
当グループでも多くの商品に対して値札発行や取り付け作業を行っており、
弊社製品のSMARTS-Neo.WMSでも値札発行を行うことができます。
SMARTS-Neo.WMSでの値札発行の方法には、手動発行・自動発行の2パターンの方法があります。
◇手動発行
値札レイアウトを開き、必要な情報を手入力して、その後発行を行います。
◇自動発行
WMS上の値札発行メニューにて発行したいデータを指定すると、取込ツールで取り込むだけで値札を発行できます。
※自動発行の裏側
システム側が「出荷指示データ」と「値札に関する各マスター」から「値札発行データ」を作成しています。
振分ファイルでは「値札発行データ」とレイアウトが紐づいているため、あとはツールで取り込むのみで値札が発行できるのです。
まとめ
本記事では筆者が主に関わっている「値札」について深掘りしました!
私には、値札がきっかけとなって誕生したダイソーのエピソードが特に印象的で、
「値札をつけるのが面倒だから100円で売ろう」
そんな逆転の発想と、安価でも高クオリティーを追及した結果
誰もが認知し、商品を購入したことがあるグローバル企業へと成長していったことに驚きました。
参考