RACIの明確化|「誰に何を聞いたら良いのか」を減らす
暑さの厳しい日々が続いております。皆様はこの残暑を乗り越えるべく、どのような対策をされていますか?まだまだ油断することなく、引き続き熱中症対策を続けていきましょう!!
さて、今回のテーマは「業務上の役割や責任の明確化」
“業務でよくある困り事”を挙げ、その解決策として活用できる考え方【RACI】についてお話させていただきます!
◆よくある困り事|口頭での要件や伝言の「アレ何だっけ?」
何か業務に取り組む時やプロジェクトに参加する時などに、業務が明確化されておらず困ってしまう
「誰」から説明を受けて「誰」に相談して、「誰」へ報告をすれば良いのか…が分からなくなる
特に、大勢の方が関わっている業務でこういった事が発生。口頭で用件を伝えられたり伝言を受けたりしても、数日後には忘れてしまう可能性もあります。
そして聞く側は「同じことを何度も聞いてしまっては…」と繰り返しの質問に気が引けてしまうことも..
これらの発生する原因は メンバーの役割の定義不足・明確化されていない状態 にあるかもしれません。
そこで【RACI】の考え方を活用すれば、あなたのその困り事を解決できます!
◆【RACI(レイシー)】チャート|メンバーの役割や責任を明確化
【RACI】とは4つの単語の頭文字から構成されたビジネス用語で、読み方は「レイシー」です。
【R】:Responsible(リスポンシブル/実行責任者)
【A】:Accountable(アカウンタブル/説明責任者)
【C】:Consulted(コンサルテッド/相談先)
【I】:Informed(インフォームド/報告先)
それぞれの単語は以下のような役割を持ちます。
【RACI(レイシー)】はRACIチャート(RACI図)と呼ばれる形で主に活用され、次の二点を主に明確化します。
・誰がこのタスクの関係者か?
・誰がどの役割か?
そして、RACIチャート の例は次のようになります。
この図を見れば各タスクの担当者が分かり、各担当者がどの役割なのか?を一見して確認できます。
◆まとめ|「誰に何を聞いたら良いのか」から生まれる無駄を減らす
今回は、業務上での役割・責任の明確化をテーマにブログを書かせて頂きました。
皆さんも遭遇した経験があるはず、何か新しい物事に取り組むうえで、「誰に何を聞いたら良いのか」分からない場面。
私は社会人になってすぐの頃「誰に何を聞いたら良いのか」の場面で結局何も聞けず、その日1日を無駄に..
このような状況を未然に防ぐにはどうするべきか?その答えは、各担当者の役割・責任の明確化です。
明確化されることで、その業務に携わる方全員の意識改革にも繋がり、作業の停滞も改善出来ます。
RACIチャートは様々な企業様でも活用されていますが、あくまでも一例であり明確化の方法は他にもたくさん存在します。ご自身の会社や業務に合った方法を探してみるのも良いかもしれません。