倉庫棚卸をRFID活用で大幅時間短縮!|SMARTS-Neo.WMSの機能紹介
ユニクロのレジなどでも活用されているRFID技術、「ユニクロのセルフレジが素早く簡単になった!」と実際に買い物の時に感じた方もいるかもしれません。そんなRFID技術を用いて倉庫内棚卸(たなおろし)を行える機能をSMARTS-Neo.WMSにて新規導入しました!
商品数が40万点の規模の場合、以下のような大幅な時間短縮を見込めます!
従来の棚卸:20~30人で3~4週間
RFIDを活用:5人で4~5日
RFIDとは、電波を用いて専用タグのデータを非接触で読み書きする技術。以前、物流ブログでも紹介しました。
ハンディターミナルでの棚卸|従来型の棚卸
商品数が40万点の規模の場合、期間として合計約3~4週間。ハンディターミナルを使った棚卸では商品をロケーション1区画ごとに1枚1枚スキャンして棚卸作業を行っていました。
管理者の立場でも、作業者の立場でもこの”3~4週間”という期間は負担になっているかもしれませんが、RFID技術での棚卸では作業期間を大幅に短縮する事が可能です!
RFID型と従来型の棚卸の違い
「RFID型の棚卸」と「従来型の棚卸」では以下のような違いがあります。
従来型の棚卸
- ロケーション単位の商品誤差数を追求
- 一度に1つのタグデータをスキャン
RFID型の棚卸
- フロア・倉庫単位の商品誤差数を追求
- 一度に複数のタグデータをスキャン
従来の棚卸のように1点1点ハンディでスキャンを行うより精度が落ちるのでは?
と懸念されるかもしれませんが、RFID端末を用いたスキャン率は帳簿数に対して、商品ピース数・SKU数共に90~95%の読み取りが行えたことが幾度の検証・テストの結果として得られました。
RFIDが読み取り出来ないもの
読み取りが難しかったのは、以下のような商品・環境です。
- 「タグ破損」や「紛失」のある商品
- アクセサリーやラメ入り商品が多く保管されている場所
- 大きめのオリコンに商品が重ねて保管されている場所
こういった場合には従来のハンディスキャンを並行で行う必要がありますが、SMARTS-Neo.WMSは両方に対応。大部分はRFID活用で時間短縮しつつ、必要な部分にはハンディスキャンで対応できる柔軟性があります。
RFIDの棚卸についてはまだ改善点があり、今後機能のバージョンアップも予定しているので、その際にはパワーアップした機能紹介をできればと思います!